ニッセン・クレジットサービスは、クレジットカード業務を支える新基幹システムを構築した。2019年3月から本稼働を開始している。特徴は、要件定義開始から14カ月の短期間でシステムを構築したこと。TISのコンポーネント型ソフトウェア「CreditCube(クレジットキューブ)」の標準機能を用い、これに個社対応部分を追加していくという方法を採用した。SIベンダーのTISが2019年7月3日に発表した。
ニッセン・クレジットサービスは従来、SaaS型の基幹システムを運用していた。SaaSのサービス終了にともない、次期システムを検討し、TISのCreditCubeによるシステム構築を選定した(図1)。CreditCubeを選んだ、クレジット基幹業務に必要なシステムを要件定義の開始から2019年3月までの14カ月間で構築できることである。PCI DSSに準拠できることも評価した。
図1:「CreditCube」を採用した新基幹システムのイメージ(出典:TIS)拡大画像表示
今回の基幹システム移行プロジェクトでは、 クレジット基幹システム(CreditCube)のほかに、 オーソリ(共用FEP)、 EDIサービス(TEDIOSII)、 CIC(信用情報センター)接続サービスの構築をTISが担当した。
短期で構築できた要因として、カスタマイズの範囲を少なく抑え、システムに合わせた業務プロセスを構築する、という基本方針がある。この基本方針を、ニッセン・クレジットサービスの各ユーザー部門とシステム部門、TIS、サブベンダーを含めたチーム全体で徹底した。
システムに業務を合わせる方針の下、CreditCubeの標準コンポーネントを最大限に活用した。個社対応部分についても、サブシステム横断で機能重複のある要件を先行し、その後に機能重複のない他の要件を開発するようにして、開発を並行させた。これにより、スケジュールの変更なく開発できた。
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