NTTレゾナントとデジタルハーツは2019年7月4日、スマートフォンアプリのテスト領域で協業したと発表した。クラウド上にスマートフォンの実機を用意してテスト用途に利用できるサービス「Remote TestKit」と、デジタルハーツのテスト人材および検証ノウハウを組み合わせて提供する。
NTTレゾナントは、スマートフォンアプリのテスト環境として、クラウド上にスマートフォンの実機を用意してテスト用途に利用できるサービス「Remote TestKit」を運営している。テストに利用できるスマートフォンとタブレットの実機を用意しているほか、これらを使って自動でテストを実施する機能も提供する。
一方、デジタルハーツは、約8000人のテスト人材を抱え、Webシステムや業務システムなど各種ソフトウェアの検証を担当してきた。今回の協業では、Remote TestKitとデジタルハーツの人材と検証ノウハウを組み合わせ、検証(テスト)の設計、環境構築、実行までをワンストップで支援する(図1)。
拡大画像表示
設計では、両社のテストエンジニアによるヒアリングを通じて、高品質かつ低コスト/短納期で検証するための設計を提案する。検証の環境は、Remote TestKitを使って素早く構築する。検証の実行では、スキルや人材不足などの課題に対し、デジタルハーツの約8000人のテスト人材や検証ノウハウを活用する。