求人情報サイト「バイトル」などを運営するディップは2019年7月8日、同社が取り組んでいるRPA(ロボットによる業務自動化)プロジェクトの成果を発表した。複数のRPAツールや自動化スクリプトなどを組み合わせる手法によって、2018年10月からの9カ月間で約10万時間の社内業務を削減した。
ディップは、社内業務を自動化する組織「dip Robotics」を2018年11月に設立し、AIやRPAを活用した業務効率化を推進してきた。今回、dip Roboticsの取り組みの一環として、複数のRPAツールを組み合わせたRPA手法を採用した。これにより、2018年10月からの9カ月間で約10万時間の社内業務を削減した。
3種類のRPAツールを採用した。クラウド型のRPAツールとして「Robotic Crowd」(チュートリアル製)と「BizteX cobit」(BizteX製)、デスクトップ型のRPAツールとして「RocketMouse Pro」(モジョソフト製)を採用した。さらに、既存のWebサービスや自社開発ツールなど、業務処理を自動化できる様々な仕組みを組み合わせた。
複数のRPAツールや自動化の仕組みを組み合わせるRPA手法によって、一般的なRPAツールの導入プロジェクトと比べて、導入コストを10分の1程度に抑えた(図1)。一般的なRPAツールの場合、教育コストや開発人員の常駐にともない、年間1000万円以上のコストが必要になるケースもあるという。ディップでは、低コストのRPAツールを組み合わせ、さらに自前で社内に展開することでコストを抑えた。
図1:新規取引先登録業務のRPAフロー図(出典:ディップ)拡大画像表示
ディップのRPAプロジェクトではこれまで、3種類のRPAツールや自動化の仕組みを組み合わせることで、ロボット約60体を稼働させている。これにより、2018年10月からの9カ月間で約10万3000時間(2019年6月末実績)の業務を削減した。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



