アシストは2019年7月12日、日立製作所のジョブ管理ソフト「JP1/Automatic Job Management System 3」(以下:JP1/AJS3)のユーザーに向けて、ジョブ定義やジョブ管理規約の順守状況をレポートにまとめて提出するサービス「JP1/AJS3ジョブ定義アセスメントサービス」を発表した。同日付けで提供を開始した。
アシストの「JP1/AJS3ジョブ定義アセスメントサービス」は、JP1のジョブ管理ソフト(ジョブのスケジュール実行ソフト)の定義情報やログを基に、ジョブ定義やジョブ管理規約の遵守状況をレポートにまとめて提出するサービスである。ジョブの肥大化や複雑化といった問題を可視化する。約2~3週間でレポートを提出する(図1)。
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レポートでは、現状のジョブ定義において、処理を遅延させる恐れのある設定値を見つけて指摘する。さらに、ジョブ管理規約の遵守状況を可視化し、ジョブ管理規約の標準化に向けた具体的なアドバイスを提供する。
サービス提供の背景についてアシストは、システムの増加や長年の利用にともない、ジョブが肥大化・複雑化していることを挙げる。「担当者の交代やドキュメント不備によるブラックボックス化によって、ジョブ全体の把握が困難であったり、定義変更における影響の見極めやトラブル時の早急な原因特定が困難となるケースが増えている」(同社)。
価格(税別)は、20万円。評価・分析対象のジョブ定義は、1回あたり1スケジューラサービスで2万ジョブを前提としている。対象のJP1製品バージョンは、Version 8~Version 12。アシストとの製品サポート契約を締結または検討中の企業向けに提供する。販売目標は、2019年末までに30社。