中外製薬は、会議の調整にかかる作業を自動化するクラウドサービス「会議予定一発調整アプリ metis ami」を全社で採用した。既に運用を開始している。パイロット導入時の試算では、会議調整にかかる時間を、年間で約2万時間削減できる。日本ビジネスシステムズ(JBS)が2019年7月31日に発表した。
中外製薬では、試算上、会議の準備に年間で約7万3000時間を割いている。また、参加人数が多い会議ほど、調整に時間がかかっている。今回、会議室の運用を効率化するため、「会議予定一発調整アプリ metis ami」を全社で採用した。
パイロット導入の結果、metis amiの導入効果を、年間で約2万時間と試算した。対象ユーザーの76%が「会議調整にかかる時間が短くなった」と回答した。こうしたパイロット導入の評価を経て、現在すでに導入を開始している。
metis amiは、会議出席メンバーの空き時間の検索や会議室の確保、会議招集メールの作成など、会議室予約にまつわる作業を効率化するクラウドサービスである。Office 365と連携して動作する(画面1)。
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metis amiに出席者を入力するだけで、会議時間と場所をサジェストしてくれる。1回の操作で複数の候補を仮押さえし、予定をExchange Onlineで通知する。