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NSW、現場作業をハンズフリー化する産業用スマートグラスを提供

2019年8月23日(金)IT Leaders編集部

日本システムウエア(NSW)は2019年8月22日、米RealWearが開発した産業用スマートグラス「HMT-1」およびHMT-1に防爆対応を施した「HMT-1Z1」を発表した。価格(税別)は、HMT-1が29万8000円から。HMT-1Z1が、92万8000円から。

 日本システムウエア(NSW)の「HMT-1」と「HMT-1Z1」は、産業向けのスマートグラスである。音声認識によってハンズフリーで利用できる。作業者の音声によって、ディスプレイを見ながらコントロールできる。建設・工事現場など、危険をともなう場所での作業や、両手を離せない作業に適する。機器の修理や遠隔指示などに利用できる(図1)。

図1:スマートグラス「HMT-1」および「HMT-1Z1」の概要(出典:日本システムウエア)図1:スマートグラス「HMT-1」および「HMT-1Z1」の概要(出典:日本システムウエア)
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 音声で操作可能で、ボタン、タッチ、ジェスチャー制御は不要である。95dB(非常にうるさいレベル)の雑音環境でも利用できる。7インチのディスプレイに匹敵する画面を表示できる。カメラによる写真・動画の撮影や再生、ドキュメントの参照も可能である。

 HMT-1は、防水や防塵、落下や温度環境への耐久性を確保している。HMT-1Z1は、HMT-1に防爆対応を施しており、日本のTIIS基準に準拠し、ATEX Zone1の認定を得ている。いずれもヘルメットへの装着が可能なほか、安全帽や安全メガネとともに使用できる。

 使用例として、現場で作業対象機器のIoTデータをリアルタイムで見ながら修理やメンテナンス作業を実行できる。組立作業や検査項目の手順ミスや抜けを防止できる。HMT-1で撮影した写真による作業報告もできる。現場の映像や音声をリモートサイトにいる熟練者と共有し、リアルタイムに的確な指示を受けることもできる。

 対応アプリケーションは、日本ヒューレット・パッカードの「MyRoom」、日立ソリューションズの「フィールド業務情報共有システム/FIS」、NTTデータ ニューソンの「InfoMesh Visual Navigator」、Jujotechの「FusionRemote」、ブイキューブの「V-CUBE コラボレーション」など。

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