[事例ニュース]

三井ダイレクト損保、保険証券の画像から自動車保険の見積データを入力するAI-OCRを開発

2019年8月27日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三井ダイレクト損害保険は2019年8月27日、スマートフォンで撮影した保険証券の画像をAI-OCRで読み取って自動車保険の見積もりを算出するサービスを提供すると発表した。現在、NTTイフおよびアイリックコーポレーションと共同で開発している。2019年10月にサービスを開始する予定である。

 三井ダイレクト損害保険は、自動車保険の見積もりに必要な情報を、手持ちの保険証券の画像から自動入力するAI-OCRサービスを開発している(図1)。新しく保険を契約したいユーザーは、手元にある保険証券をスマートフォンで撮影してアップロードするだけで、必要な情報を自動で入力できるようになる。

図1:スマートフォンで撮影した保険証券の画像をAI-OCRで読み取って自動車保険の見積もりを算出するサービスの概要(出典:三井ダイレクト損害保険)図1:スマートフォンで撮影した保険証券の画像をAI-OCRで読み取って自動車保険の見積もりを算出するサービスの概要(出典:三井ダイレクト損害保険)
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 開発の背景について同社は、自動車保険の見積もりには30項目以上の情報入力が必要となるため、途中でデータの入力を諦めてしまうユーザーがいることを挙げている。手元にある保険証券の情報を再利用することで、これらのデータを入力する手間を軽減する。

 非定型の保険証券をOCRで読み取れるように、ディープラーニング(深層学習)を活用する。共同開発元であるアイリックコーポレーションのディープラーニング技術を適用する。

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