日立システムズは2019年10月31日、クラウドベースのラーニングフトウェア「コーナーストーンラーニング」の販売を開始すると発表した。ライセンスの販売とともに、導入サービスも提供する。開発会社は、米Cornerstone OnDemand。価格(税別)は、個別見積もり。販売目標は、2021年度末までに累計3億円。
コーナーストーンラーニングは、従業員が必要としている学習機会を継続的に提供し、スキルアップを計画的にサポートするクラウドサービスである(画面1)。従業員の学習意欲やエンゲージメントの向上を図ることが可能としている。
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例えば、従業員の興味あるカテゴリや受講履歴などから、AI技術が自動的に受講を推奨するコンテンツを提案する。さらに、本人が目標とする人物が薦める教育をフォローできる。これを参考にすることで、自ら学習プランを設計することもできる。
モバイル(iOSおよびAndroid)にも対応している。移動中の空き時間や外出先でも、モバイルデバイス上で各種のコンテンツを学習できる。提供形態がクラウド型であるため、サーバーの設置費用などの初期投資が不要で、比較的容易に導入できる。
日立グループは、2015年度から「コーナーストーンラーニング」を学習プラットフォームとして採用している。現在、約800社のグループ企業、約30万人の従業員に対し、コンプライアンス教育などのプログラムをeラーニングで展開している。
日立システムズは、ライセンスの販売や導入サービスのほかに、導入後の運用支援サービスやヘルプデスクサービスなどの提供を検討していく。