東レは、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」を導入し、2019年10月に稼働させた。コンカーが同年11月7日に発表した。
東レは、老朽化した経費管理システムを刷新するタイミングで、国内外の出張費と従業員向け経費管理システムを統合した。業務プロセスの標準化を図るとともに、ガバナンス強化を実現するべく、Concur Expenseを採用した。
Concur Expenseの導入プロジェクトは、グループ会社の東レエンジニアリングと共同で遂行した。これにより、東レの国内グループ会社での業務プロセスの標準化を図った。今後、国内グループでのさらなる展開を予定している。
従業員は、モバイル端末を使って、外出先から経費精算の申請・承認手続きができるようになった。交通系ICカードの乗車履歴の読み取りや、法人カードからの経費データの自動連携などもできる。
多通貨が使えるため、海外出張時の経費も精算できる。また、旅費規程チェックの自動化によって、従業員に旅費規程を遵守させつつ、経理部門のチェック工数を削減できる。
将来的には、電子帳簿保存法活用による領収書の電子化を推進し、ペーパレス化を進める。