総合重工業メーカーのIHIが、プロセスマイニングツール「myInvenio」(開発元:伊コグニティブテクノロジー)を導入した。本社とグループ会社の業務プロセス分析に活用を開始している。myInvenioを日本国内で提供するハートコアが同年11月12日に発表した。
業務プロセスの刷新に取り組むIHIは、約2カ月のPoC(概念検証)を通じてプロセスマイニングツールの「myInvenio」を評価した。その結果、業務プロセスを可視化してボトルネックなど改善ポイントを発見し、業務プロセスの最適化を実行する手段として、プロセスマイニングが有効であることを検証できたという。
なお、myInvenioは、イタリアのコグニティブテクノロジー(Cognitive Technology)が開発したプロセスマイニングツール。日本国内ではハートコアが提供を行っている(関連記事:ハートコア、業務プロセスを可視化するプロセスマイニングソフト「myInvenio」を販売)。
図1は、myInvenioの操作画面である。業務システムから取得したログやシステムデータをから、業務プロセスの実際の挙動を反映したフローチャートを生成する。業務プロセスを、「頻度(プロセスの回数)」と「数値(プロセス間のリードタイム、各プロセスの処理時間の平均、最大、最小、中央値)」の2つの観点で可視化することができる。
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ハートコアでは、myInvenioの操作トレーニングだけでなく、データ前処理の支援も含めて包括的なサービスとして提供している。