NTTコムウェアは2019年11月21日、IAM(アイデンティティ管理とアクセス制御)分野の製品・サービス「SmartCloud IAMソリューション」を発表した。製品・サービスの中核として、フランスのAtosが開発したIAMソフトウェア「Evidian Identity Governance & Administration」を利用する。
写真1:左から、NTTコムウェア 取締役ネットワーククラウド事業本部サービスプロバイダ部長 関洋介氏、フランスのAtos 上級副社長 ビッグデータアンドサイバーセキュリティヘッド アトスグループCSO ピエール・バルナベ氏拡大画像表示
NTTコムウェアの「SmartCloud IAMソリューション」は、IAM(アイデンティティ管理とアクセス認証管理)分野の製品・サービスである。
フランスのAtosが開発したIAMソフトウェアを利用する。NTTコムウェアで取締役ネットワーククラウド事業本部サービスプロバイダ部長を務める関洋介氏(写真1)は、Atos製品について「スイート製品で、ID管理からアクセス認証まで必要な機能群を揃えている」と評価する。
IAMとは、業務サーバーなどを利用するユーザーのIDと権限のライフサイクルを管理・運用する「アイデンティティ管理」(ID管理)と、システムやサービス利用時にユーザー認証を行う「アクセス認証管理」の2つのセキュリティ機能を統合的に提供する基盤環境である(図1)。ロール(役割)べースのID管理やシステムへのSSO(シングルサインオン)などができる。
図1:フランスのAtosが開発したIAMソフトウェア「Evidian Identity Governance & Administration」の概要(出典:NTTコムウェア)拡大画像表示
NTTコムウェアでは、2016年7月からユーザー企業に対するSI(システム構築)サービス事業においてAtos製品を利用してきた。さらに、NTTコムウェア社内においてもAtos製品を活用している。こうした経緯から今回、Atosと協業した。NTTコムウェアでは、Atos製品を提供を開始する。販売目標は、2022年度までに関連するSIサービスを含めて約10億円。
今後は、ID管理とアクセス認証機能をオンデマンドで利用可能な「ハイブリッド型IDaaS(ID as a Service)」の提供を2021年度第1四半期に予定している。
背景として同社は、働き方の変化やクラウドの活用によってID管理とアクセス認証管理が複雑になっている状況を挙げる。「企業のITリソースに自由かつ安全にアクセス可能なIAMの需要が高まっている。また、オンプレミスとクラウドサービス双方に対応し、効率よくIAM環境を運用していくことが課題となっている」(同社)
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