NECソリューションイノベータは2019年11月28日、マルウェア対策ソフトとセキュリティ監視・運用サービスを組み合わせて提供するサービス「エンドポイント脅威対策サービス with CylancePROTECT」の提供プランを拡大した。1ユーザーから利用できる新プラン「Lite」を追加した。これまでの最小構成は20ユーザーだった。
エンドポイント脅威対策サービス with CylancePROTECTは、マルウェア対策の一連の作業をトータルで支援するサービスである(関連記事:機械学習マルウェア対策ソフトの運用をSOCにアウトソーシング、NECグループ2社が提供)。NECソリューションイノベータが販売するマルウェア対策ソフトウェア「CylancePROTECT」(米Cylance製)と、NECネッツエスアイの監視・運用サービスを組み合わせて提供する(図1)。
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マルウェア対策ソフトウェアとして利用するCylancePROTECTの特徴は、対象のファイルがマルウェアの特徴を備えるかどうかを、マシンラーニング(機械学習)で生成したアルゴリズム(計算式)で判定することである。アルゴリズムで判定する仕組みであることから、今後登場する未知のマルウェアであっても検知できる。シグネチャ型のウイルス対策と異なり、パターンファイルの更新は必要ない。
今回、契約プランを拡充した。より小規模の1ユーザーから導入できるLiteプランを追加した。既存プランは、「Basic」プランが最小構成20ユーザー、「Professional」プランが最小構成251ユーザーだった。Liteプランの場合、上位プランと異なり、初期導入サポートにおいて初期設定を代行してくれない。また、運用レポートも、毎月ではなく年に2回に限られる。
価格(税別)は、以下の通り。Liteは、1ユーザーあたり年額5400円。Basicは、600ユーザーの場合に年額360万円。Professionalは、3000ユーザーの場合に年額2340万円。販売目標は、今後3年間で2億円。