TISインテックグループのマイクロメイツは2019年12月18日、ERP(統合基幹業務システム)の定着化を支援するSIサービス「ERP(SAP)定着化支援サービス」を強化したと発表した。対象とするERPの種類を拡大し、既存のSAP ERPに加えて最新版のSAP S/4HANAも対象とした。価格は、導入規模によって変動するため要問い合わせ。
マイクロメイツの「ERP(SAP)定着化支援サービス」は、ERP導入時の円滑な移行と定着化を支援するSIサービスである(図1)。「定着化プランの提案」、「コンテンツ(マニュアル)作成」、「研修・トレーニング」、「エンドユーザーサポート(ヘルプデスク)」を提供する。
図1:「ERP(SAP)定着化支援サービス」の概要(出典:マイクロメイツ)拡大画像表示
マイクロメイツは、サービスの特徴を3つアピールする。
特徴の1つは、マイクロメイツのスタッフがユーザー先に常駐することである。定着化のための教育プランの提案から、新システムの操作/運用マニュアルなどのコンテンツ作成、ユーザーへのトレーニング/説明、ヘルプデスクの構築/運用など、各場面に即したサービスをワンストップで提供する。
2つ目は、スキルを持つスタッフでチームを編成していることである。コンテンツを作成したスタッフがトレーニングを担当するなど、スタッフもワンストップでサービスに携わる。これにより、サービス提供の過程で蓄積したナレッジやノウハウを各サービスフェーズに反映し、サービスイン時の混乱や生産性低下を最小限にとどめるとしている。
3つ目は、サービスイン後もサポートすることである。エンドユーザーやIT担当者とコミュニケーションをとりながら、新しいERP(SAP)システムと基幹業務プロセスが期待通りの効果を発揮できるように継続してサポートするとしている。
サービス提供の背景について同社は、2025年にSAP ERP 6.0のサポートが切れることを受け、SAP S/4HANAへの移行を検討するユーザーが増えていることを挙げる。その需要を受けて、ERP(SAP)定着化支援サービスの対応範囲にSAP S/4HANAを追加した。
なお、マイクロメイツはこれまで、大手総合商社、食品商社、鉄鋼商社、物流、医療関連、不動産など、各種業種のユーザーにERPの定着化支援サービスを提供してきた。
●Next:ERPの定着を支援する4つのサービス
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