NECは2020年2月6日、小売店舗のレジ待ち時間を短縮できるシステムとして、来店客が自身のスマートフォンで商品をスキャンできる「セルフスキャンショッピング」を発表した。2020年4月から販売する。価格(税別)は、店舗あたり100万円(企業ライセンスは個別見積もり)。販売目標は今後3年間で3億5000万円(ライセンス費用のみ)。
セルフスキャンショッピングは、来店客が自身のスマートフォンで商品をスキャンすることで、レジ待ち時間を短縮できるシステム製品である(図1)。レジ業務において時間がかかっていた商品スキャンや決済手続きを、来店客が自身のスマートフォンを用いてセルフで行える。
図1:「セルフスキャンショッピング」の利用イメージ(出典:NEC)
拡大画像表示
拡大画像表示
来店客は、事前に専用のスマートフォンアプリケーションをインストールしておく必要がある。来店したら、棚から商品を手に取ってかごに入れる際に、スマートフォンの内蔵カメラで商品バーコードをスキャンする。決済は、現金またはクレジットカードで行える。アプリから支払い用のバーコードを表示し、レジにかざすことで決済できる。
2020年7月を目途に、スマートフォン内でのクレジットカードや電子マネーでの決済機能を付ける。AIやAR(拡張現実)を活用した各種機能などを順次追加していく。