マネックス証券がネット証券取引システムを稼働するサーバーをリプレースして同システムを強化する。2014年に導入して現在使用中の「Oracle Exadata X4」を、現行機のOracle Exadata X8へと置き換える。性能向上に伴い、データベース暗号化による個人情報保護の強化を計画する。外部システムをOracle Databaseに集約する用途も狙う。導入時期は未定。日本オラクルが同年1月14日に発表した。
写真1:マネックス証券が導入予定の「Oracle Exadata X8」(出典:日本オラクル)拡大画像表示
マネックス証券は、ネット証券取引システムのフロントエンド/バックエンドシステムとして、独自の証券基幹システムを運用している。インターネット証券の取引システムに必要な機能群として、株式、投資信託、債券、入出金、ポイントサービス、特定口座、NISA口座などのサービス群を担っている。
同社は2014年に、ネット証券取引システムのサーバーを汎用サーバーからOracle Exadata X4に移行している。今回、より性能が高い現行機種のOracle Exadata X8(写真1)に置き換えることを決めた。
これにより、個人情報保護を強化する手段として、データベースの暗号化を実現する。データ暗号化には、Oracle Databaseのデータ暗号化オプション「Oracle Advanced Security」を使う。
また、Oracle Exadata X8の導入は、他社のデータベース製品で構築した別システムをOracle Databaseに集約する用途にも使う予定である。
リプレース先のサーバーにOracle Exadata X8を採用するにあたっては、汎用PCサーバーとOracle Exadata X8を比較するPoC(概念検証)を実施した。この結果として、Oracle Exadata X8を採用した。
●Next:現行機種Oracle Exadata X8の強化ポイント
会員登録(無料)が必要です
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-





