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マネックス証券、証券取引システム基盤にOracle Exadata X8を採用、DBを暗号化

2020年2月14日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マネックス証券がネット証券取引システムを稼働するサーバーをリプレースして同システムを強化する。2014年に導入して現在使用中の「Oracle Exadata X4」を、現行機のOracle Exadata X8へと置き換える。性能向上に伴い、データベース暗号化による個人情報保護の強化を計画する。外部システムをOracle Databaseに集約する用途も狙う。導入時期は未定。日本オラクルが同年1月14日に発表した。

写真1:Oracle Exadata X8の外観写真1:マネックス証券が導入予定の「Oracle Exadata X8」(出典:日本オラクル)
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 マネックス証券は、ネット証券取引システムのフロントエンド/バックエンドシステムとして、独自の証券基幹システムを運用している。インターネット証券の取引システムに必要な機能群として、株式、投資信託、債券、入出金、ポイントサービス、特定口座、NISA口座などのサービス群を担っている。

 同社は2014年に、ネット証券取引システムのサーバーを汎用サーバーからOracle Exadata X4に移行している。今回、より性能が高い現行機種のOracle Exadata X8(写真1)に置き換えることを決めた。

 これにより、個人情報保護を強化する手段として、データベースの暗号化を実現する。データ暗号化には、Oracle Databaseのデータ暗号化オプション「Oracle Advanced Security」を使う。

 また、Oracle Exadata X8の導入は、他社のデータベース製品で構築した別システムをOracle Databaseに集約する用途にも使う予定である。

 リプレース先のサーバーにOracle Exadata X8を採用するにあたっては、汎用PCサーバーとOracle Exadata X8を比較するPoC(概念検証)を実施した。この結果として、Oracle Exadata X8を採用した。

●Next:現行機種Oracle Exadata X8の強化ポイント

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