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日立システムズ、製造業向けERPに自動化オプション8種を追加、品目情報の自動登録などが可能に

2020年2月27日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立システムズは2020年2月27日、製造業に特化した中堅・中小企業向けの基幹業務パッケージ「FutureStage 製造業向け生産管理システム」のオプションとして、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェアを使って製造現場の生産性向上を支援するサービス群を追加した。「品目情報登録」など全8種類のサービスを提供する。オプションサービスは、同日付で販売を開始した。価格(税別)は、個別見積もり。

 FutureStage 製造業向け生産管理システムは、製造業の生産管理をカバーする、中堅・中小企業向けの基幹業務パッケージである(関連記事日立システムズ、製造業向け生産管理システムの原価管理機能を強化)。製造業に特有の業務要件を満たす機能を標準で備えており、カスタマイズをしなくても導入できるとしている。

 今回、オプションサービスとして、製造業の各種業務をRPAを使って自動化するサービス全8種を用意した(記事末の表1)。担当者に代わって品目情報などのデータを入力するサービスや、生産の遅れや欠品などをアラートで知らせるサービス、管理レポートを作成するサービス、などで構成する(図1)。

図1:製造業向けERPに、RPAを使った業務自動化のオプションサービス8種を追加した(出典:日立システムズ)図1:製造業向けERPに、RPAを使った業務自動化のオプションサービス8種を追加した(出典:日立システムズ)
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 例えば、FutureStageに新たな製品情報を登録する際に、品目マスター、単価マスター、構成マスターなど複数のマスター情報の整合性をとった状態で、紙帳票や表計算ソフトウェアから自動的にデータを登録できるようになる。このほか、受注時に必要な注文データなどをFutureStageに自動で登録できる。

 オプションサービスを利用することによって、これまでERPではカバーすることが難しかった、人手を介したシステムへの入力・転記作業を自動化できる。省力化が図れるだけでなく、人為的ミスを防止できる。

 なお、オプションサービスを支えるRPAソフトウェアとしては、RPAテクノロジーズの「BizRobo! mini」を利用する。

表1:「FutureStage 製造業向け生産管理システム」のオプションサービス一覧
項番 業務(機能)名称 業務(自動化)内容 効果
1 品目情報登録 新製品登録時に、品目マスター、単価マスター、構成マスターなど複数マスターの情報を、各マスターの整合性をチェックしながら、FutureStageに自動で登録する 情報入力の省力化および人為的ミスの防止
2 単価情報設定 一定の条件を含む品目を抽出し、単価を自動的に改訂してFutureStageに自動で反映する
3 受注業務 取引先が送付してきた注文データをFutureStageに自動で登録する
4 生産計画作成 Excelで作成管理している生産計画をFutureStageに自動で反映する
5 作業日報入力 Excelで作成管理している作業日報をFutureStageに自動で登録する
6 他システム情報連携 会計データなど他システムで管理している情報をFutureStageに自動で登録する
7 アラート(遅れ、欠品) 出荷や生産が遅れている品目、欠品が発生しそうなリストを自動で作成し、担当者にプッシュ型でアラートを送信する 業務の見える化による問題の早期発見
8 管理資料作成 Excelで管理している情報とFutureStageに蓄積されている情報から管理レポートを自動で作成する 情報作成作業の自動化
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