日本ヒューレット・パッカードは2020年3月5日、2EFLOPS(エクサフロップス)の処理速度を持つエクサスケールスーパーコンピュータを、米国エネルギー省(DOE)の国家核安全保障局(NNSA)に提供すると発表した。2023年初頭に稼働する予定である。米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)が2020年3月4日(現地時間)に発表した内容を紹介している。
Hewlett-Packard Enterprise(HPE)は、米国エネルギー省(DOE)の国家核安全保障局(NNSA)に、2EFLOPS(エクサフロップス)の処理速度を持つスーパーコンピュータを提供する。2EFLOPSは、既存のスパコンで最も高速なシステムの10倍に相当する。
新しいスパコンは、DOEローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)が「El Capitan(エルキャピタン)」と命名した。2023年初頭に稼働する予定である。LLNLによる管理の下、LLNL、サンディア国立研究所、ロスアラモス国立研究所の3つのNNSA所管の国立研究所で導入する予定である。
El Capitanシステムは、HPEの「Cray Shasta」アーキテクチャを踏襲している。米国の核備蓄を支援することを目的としたシミュレーションとモデリングの性能を備える。信頼性とセキュリティも確保するとしている。
スーパーコンピュータ / HPE / HPC / Cray
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