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[新製品・サービス]

ネットワールド、Terraformなど米HashiCorp製品を日本語ヘルプデスク付きで販売

2020年4月16日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネットワールドは2020年4月16日、米HashiCorp(ハシコープ)製品の取り扱いを開始した。同日付で、米HashiCorp製品の販売と、オプションで日本語によるヘルプデスク支援を開始した。システム構成をコード化する「Terraform」など4種類の製品を販売する。

 米HashiCorpは、システム構成をコード化するソフトウェアツール「Terraform」など、4種類の製品を提供している。いずれも、商用版のほかにオープンソースを公開しており、インフラ担当エンジニアなどが利用している。ネットワールドは今回、米HashiCorp製品の商用版と、日本語のヘルプデスクサポートを提供する。これにより、ユーザーの裾野を広げる。

 (1)「Terraform」、(2)「Vault」、(3)「Consul」、(4)「Nomad」の4製品を販売する(図1)。オプションで、それぞれにつき、日本語のヘルプデスクサポートを提供する。

図1:HashiCorpの製品群(出典:ネットワールド)図1:HashiCorpの製品群(出典:ネットワールド)
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 (1)のTerraformは、Infrastructure as Code(インフラストラクチャ・アズ・コード)を実現するミドルウェアである。クラウド環境で調達するサーバーなどの構成管理を、コード化・自動化できる。パブリッククラウドベンダーが用意しているサービスと異なり、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境で利用できる。

 (2)のVaultは、情報システムにアクセスする際に必要となるシークレット情報(ID/パスワードなど)を、ネットワーク上で一元的に管理するサーバーソフトウェアである。シークレット情報をキー・バリュー型で暗号化して管理する。クライアントがサーバーにアクセスする際、ID/パスワードを自前で記録・記憶していなくても、Vaultに問い合わせることでID/パスワードを得られる。

 (3)のConsulは、サービス同士の接続を担うミドルウェアである。サービスを検出してサービスレジストリで管理する機能や、名前解決のためのDNS機能などを提供する。また、サービス間の通信を安全に保つため、HTTPSのクライアント認証やアイデンティティベースの認可機能を提供する。

 (4)のNomadは、スケジュールに則ってアプリケーションをデプロイするミドルウェアである。既存アプリケーションやコンテナアプリケーションなど、各種のアプリケーションを組み合わせてデプロイできる。

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HashiCorp / ネットワールド / Terraform / ローカライズ

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