クラスメソッドは2020年4月16日、Amazon Web Services(AWS)の総合支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」の「マイグレーションサービス」メニューを更新した。新たに、AWSへの移行計画を策定する段階から利用できるコンサルティングサービスと、CCoE(Cloud Center of Excellence)の構築支援サービスを開始する。
クラスメソッドは、AWSへのマイグレーション(移行)を支援するサービスを拡充した。新たに追加したサービスの1つは、AWSへの移行計画を策定する段階から利用できるコンサルティングサービスである(図1)。顧客が抱える課題に対し、1700社を超える導入実績に基づき、ベストプラクティスに沿った解決策を提案する。
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AWSクラウドへの移行計画を立てる際には、移行によって解決する課題を明確にするとともに、効果の目標を立てることが重要である。しかし、AWSには175種以上のサービスがあり、AWS全般に対する広範な知識と経験がないと、何を解決できるのかを事前に把握できない。こうした経緯から、移行計画の策定段階を支援するコンサルティングサービスを追加した。
クラスメソッドはまた、クラウドの活用推進を目的とした企業内の専門組織「CCoE」(Cloud Center of Excellence)の構築支援サービスを開始する(図2)。CCoEは、企業において、導入計画立案、運用管理ポリシーの策定、技術情報の収集、人材育成、――などを担う。クラウドの全社横断的活用を進めるために重要な役割を持ち、AWSも企業内に設けることを推奨している。
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クラスメソッドは、顧客企業のCCoE構築に向けて、IT技術だけでなく、組織体制、管理方式、コスト管理などの分野に対して、AWS導入支援実績から生み出した「クラスメソッド移行メソドロジー」に基づいた提案と知識共有を行う。最終的に、顧客企業がCCoEを構築し、クラウド運用を内製化できるように支援する。