NECソリューションイノベータは2020年5月11日、ユーザーの業務に合わせてRPA(ロボットによる業務自動化)ロボットをカスタマイズして月額制で提供する「業務代行RPAロボット派遣サービス」を発表した。同日提供を開始した。あらかじめ用意した8種類のロボットのいずれかを、ユーザーに合わせてチューニングして提供する。価格(税別)は、初期費用が40万円から、運用費が月額12万円から。販売目標は、年間100社。
業務代行RPAロボット派遣サービスは、ユーザーの業務に合わせてRPAロボットをカスタマイズして月額制で提供するサービスである。Excelデータの振り分けや、受信メールの内容の集約など、あらかじめ用意してある8種類のロボットから、ユーザーに合わせて選定・チューニングして提供する(図1)。
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特徴は、RPAを活用する場合に必要となる、ロボットの開発サービス、RPAソフトウェアおよびRPAロボットの利用ライセンス、導入後のサポートサービス、――などを一括で提供することである。ユーザーは、ロボットを開発することなく、自社の業務に適したRPAロボットを利用できる。ライセンスやSIサービスを個別に購入するよりも導入コストを抑制できる。
RPAロボットの契約は1年単位で、利用料金(税別)は月額12万円から。別途、初期設定作業費が必要となる。初期費用として、業務の詳細をヒアリングする作業が、1業務あたり20万円。選定したロボットをユーザーに合わせてチューニングする作業費用が、1ロボットあたり20万円から。
チューニングのベースとなる8種類のロボットを用意した。Excelへの画面入力やデータ振り分け、メール送信、特定の言葉を使ったWeb検索など、自動化のニーズが高い業務を8パターンに分けて、それぞれのRPAロボットをラインナップしている。
- データ画面入力ロボ
- データ振り分けロボ
- ファイル振り分けロボ
- データ集約ロボ
- 受信メール情報集約ロボ
- メール送信ロボ
- ファイルダウンロードロボ
- WEBクローリングロボ