セイ・テクノロジーズは2020年6月17日、Windows環境向けサーバー監視ソフトウェアの新版「BOM for Windows Ver.7.0 SR3」を販売開始した。新版では、テレワーク環境でもシステム管理を遂行できるように、サーバー監視レポートをメールで管理者に送信できるようにした。価格(税別)は、基本パッケージが14万8000円。
セイ・テクノロジーズの「BOM for Windows」は、Windows環境向けのサーバー監視ソフトである。BOMをインストールしたWindows機をスタンドアローンで監視し、データベース(SQL Server)で管理する。BOMを導入したWindows機が1台あれば、本番の業務サーバーのようにBOMをインストールしたくないサーバーも遠隔監視が行える。監視コンソールはWebブラウザで閲覧できる。
監視項目は、CPU、メモリー、ディスク、イベントログなどの基本項目から、Active Directory、DNS、DHCPなどの各種サービス、SQL Server、Oracle Database、Exchange Serverなどの各種サーバーソフトウェアまで幅広い。別途オプションを適用することで、データベース(Oracle Database、SQL Server)やLinux OS、VMware環境などを詳細に監視できる。
新版では、テレワーク環境でもシステム管理を遂行できるように、サーバー監視レポートをメールで管理者に送信できるようにした。
サーバーやアプリケーションの稼働状況について定期的に情報収集し、グラフィカルなレポートとしてシステム管理者にメールで送信できる(図1)。これにより、システムが正常に稼働しているかを、どこからでも確認できる。Windows 10 の更新管理に必要なWindows Server Update Services(WSUS)のレポートも作成できる。
図1:WSUS(Windows Server Update Services)レポートのサンプル(出典:セイ・テクノロジーズ)拡大画像表示
フォルダを指定することによって、対象のフォルダ内に格納した複数のファイルを、メールに添付して送信できる。サーバーの実行状態を把握するためのログファイルや、調査におけるコマンド実行結果のログファイルなどを、テレワーク先にいるシステム管理者へメールで送信できる。
新版ではまた、ヘルプデスクツールとの連携を強化した。ServiceNowやOpsAid(アンタスが提供)に対して、BOMの通報をインシデントとして登録できるようにした。
BOM for Windows Ver.7.0 SR3の新機能・機能拡張の概要は、以下の通り。
- Red Hat Enterprise Linux 8.xに対応
- HTTPS送受信機能を追加
- SMTPファイル送信機能を追加
- iRMCログ監視を追加
- BOMの障害検知機能を強化
- WSUS状態監視レポート出力スクリプトを同梱
- 統合ログ監視サービス、インシデント管理システムとの連携を強化
- イベントログ監視の内部処理を見直し
- BOM アーカイブデータベース管理メニューの表示をよりわかりやすく変更
- 新たな監視テンプレートを追加
セイ・テクノロジーズ / テレワーク / システム監視 / Windows Server / BOM
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