NECは、米Qlik Technologiesが買収した米Attunityのデータ統合製品群を国内で販売開始する。これら旧Attunity製品の国内総販売代理店であるインサイトテクノロジーとの間で販売代理店契約を交わした。インサイトテクノロジーが2020年7月15日に発表した。
NECは、以下の3つの製品を販売する。
(1)Qlik Replicate(旧Attunity Replicate)は、異なるデータソース間でデータを複製するソフトウェアである。
(2)Qlik Compose(旧Attunity Compose)は、DWH(データウェアハウス)の作成やDWHへのデータ変換/登録を自動化するソフトウェアである。
(3)Qlik Enterprise Manager(旧Attunity Enterprise Manager)は、Qlik ReplicateとQlik Composeのタスクを設計・実行・監視する管理ソフトウェアである。
主力製品のQlik Replicateは、異なるデータベース間でデータをレプリケーションするソフトウェア(関連記事:メインフレームからエージェントレスでDBを移行、インサイトテクノロジーがDB移行ソフト新版)。リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)やApache Hadoopなど、各種のデータベース間で高速かつリアルタイムにデータを複製できる。
特徴の1つは、一部のデータソースを除き、データソース側にエージェントソフトをインストールすることなくデータを抽出できること。Qlik Replicateがデータソースにネットワーク経由でアクセスしてデータを抽出し、これをターゲットとなるデータベースに反映する形になる。
Qlik Replicateがデータを抽出可能なソースデータベースの例は、Oracle Database、SQL Server、MySQL、PostgreSQL、Db2、Sybase、Hadoopなど。一方、データの反映先となるターゲットデータベースの例は、データソースに加えて、Amazon Redshift、Azure SQL DW、Teradata、Netezza、Vertica、SAP HANA、Pivotal、Apache Kafka、MongoDBなど。