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クラスメソッド、AWS上にDWH/BI環境を構築するサービスを強化、DWHの選択肢を拡充
2020年9月4日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
クラスメソッドは2020年9月3日、売上データやアクセスログなど各種のデータを収集・統合してデータ分析に利用できるようにするデータ統合基盤「カスタマーストーリーアナリティクス」(CSA)を同日付で強化したと発表した。新たに、データを蓄積するデータウェアハウス(DWH)の選択肢を増やした。Amazon Redshiftに加えて、Google BigQueryとSnowflakeを選べるようにした。顧客要件に合わせて選択できる。
カスタマーストーリーアナリティクス(CSA)は、社内に散在する売上データや販売履歴データ、Salesforce.comの顧客情報、Googleアナリティクスのアクセスログなどを、単一の基盤上に統合するパッケージサービスである(図1)。こうして蓄積・統合したデータを、外部のデータ分析ツールから活用できる。BI(ビジネスインテリジェンス)ツールのTableauもバンドル提供する。
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データ分析環境をクラウド上に構築し、運用を支援する。AWS(Amazon Web Services)上にDWH、ジョブ管理サーバー、BIサーバーを構築し、データを取り込む仕組みや、ジョブ実行機能を提供する。上位プランでは、データソースの追加やデータマートの作成、カラムの追加といった運用保守サービス(1カ月あたり3人日まで)も付く。最短で1カ月で導入できる。
初期費用は、25万円から。月額費用は、下位プラン「CSA Essential」が10万円で、上位プラン「CSA Standard」が20万円。別途、データを蓄積するDWHサービスの費用がかかる。また、データ統合基盤にアップロードするデータを抽出して加工する仕組みを構築して提供する「CSA Data Uploader」を、月額5万円で提供する。
DWH、はAmazon Redshift、Google BigQuery、Snowflakeの3つから選べる。どのDWHを選んで良いか分からないユーザーについては、ヒアリング後にクラスメソッドがユーザーに適したDWHを提案する。