Winテクノロジは2020年9月16日、テレワークを促進するため、申請・承認業務をペーパーレス化する「汎用簡易ワークフロー」の無料提供を開始した。Office文書ファイル/PDF/スキャン画像などの既存の文書を使いつつ、申請・承認ワークフローをシステム化できる。
Winテクノロジの「汎用簡易ワークフロー」は、従来の紙ベースの申請書類をそのまま利用しながら、承認実績を電子的な方式で記録する簡易的なワークフローシステムである。Microsoft Teamsと連携させれば、Teamsから離れることなく申請から承認まで一連の業務を遂行できる。
ワークフローシステムは、Microsoft Power Platformで構築しているため、容易にカスタマイズできる。Microsoft 365 E1以上のライセンスを持つ企業であれば、追加費用なしで利用できる。
特徴の1つは、従来通りのやり方で申請書を作成できることである。
申請者は、Word/ExcelなどのOffice文書ファイルに申請内容を入力したり、申請内容を記載した紙をPDFファイルや画像ファイルとして取り込んだりできる。こうして用意した申請書の電子ファイルをワークフローの申請画面に添付し、上長、担当者、決裁者を指定して申請する。承認者は、添付ファイルの内容を確認し、PCやスマートフォンで承認する。
汎用簡易ワークフローは、WinテクノロジのWebサイトからダウンロードできる。MITライセンスの下で、業種や規模を問わず自由に利用できる。Winテクノロジによる導入支援やカスタマイズは有料での対応になる。