[新製品・サービス]
Sansan、セミナー運営を支援するサービス「Sansan Seminar Manager」、募集・参加登録から当日受付までカバー
2020年10月8日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
Sansanは2020年10月8日、B2B企業のイベント/セミナーの運営を支援するサービス「Sansan Seminar Manager」を発表した。募集ページ、参加登録フォーム、受付システムなど、イベント/セミナーの運営に必要な周辺機能群を一通り提供する。価格(税別)は、年間契約で、月額5万円から。セミナーの開催数や規模によって必要な利用料金が異なる。
Sansan Seminar Managerは、B2B企業に向けて、イベント/セミナーの運営に必要な機能群を一通り提供するサービスである。募集ページ、参加登録フォーム、受付システムなど、イベント/セミナーの運営に必要な周辺機能群を一通り提供する。イベント/セミナーの準備にかける工数を削減できる(図1)。年契約だが、月額制で利用できる。
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募集ページは、概要を入力するだけで、テンプレートを利用して最短10分で作成できる。
参加登録フォームは、データ入力を省力化して正しい情報を収集できるように、AIを活用している。例えば、参加登録フォームが備える「会社名予測機能」では、メールアドレスのドメインから所属企業名を推定する。フォーム入力する来場者は、自身で手入力する必要なく、クリックだけで正しい社名を入力できる。
参加登録フォームが備える「フリードメイン判定」では、gmail.comなど独自に学習した約5000件のフリードメイン辞書を使って、フリードメインかどうかを判定する。入力してもらったメールアドレスがフリードメインだった場合に、フリードメイン以外のメールアドレスの入力をお願いすることによって、会社のメールアドレスを取得しやすくなる。
参加登録フォームでは、2020年9月から提供している「Smart Entry by Eight オンライン名刺」も利用できる。Eightユーザーは、参加登録フォームに表示したQRコードを撮影するだけで、自身の名刺情報を来場者の登録に使える。無駄なフォーム入力が不要になる。主催者は、入力ミスのない正確な情報を取得できる。
イベント/セミナー当日の受付システムも提供する。オフラインセミナー向けには、Sansanが開発した専用のOCR(光学文字認識)端末による無人受付システムを提供する。来場者は、自身の名刺を専用端末にかざすだけで受付を完了できる。Webで参加を登録した時のデータと照合する。
オンラインセミナー(ウェビナー)向けには、参加者ごとにユニークな受付用URLを発行・配布できる。受付用のURLを経由してYouTubeやZoomなどの配信サービスに遷移する。これにより主催者は、個々のウェビナー登録者がウェビナーに参加したかどうかを把握できる。