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ソフトエイジェンシー、PHPスクリプトを暗号化して難読化するツール「SourceGuardian」

2020年10月13日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ソフトエイジェンシーは2020年10月12日、PHPスクリプトを暗号化して難読化するソフトウェアの新版「SourceGuardian 11.4」を販売開始した。商用アプリケーションがコピーされて不正に使われるといったリスクを解消できる。PHP4、PHP5、PHP7/7.1/7.2/7.3/7.4環境で利用できる。価格(税別)は、2万8000円。製品アップグレード権が付いたサポート費用は年額8000円。

 SourceGuardianは、PHPスクリプトを暗号化して難読化するソフトウェアである。そのままではテキストエディタで内容が閲覧できるPHPスクリプトをバイトコード形式に変換し、中身が読めないようにする。これにより、PHPスクリプトとして実装して配付した商用アプリケーションの中身をコピーされたりするリスクを解消する。

 ソフトウェアは、エンコーダとローダーの2つで構成する。エンコーダは、PHPスクリプトをバイトコードにエンコードするソフトウェアである。1ライセンスで1台のみインストールできる。一方、ローダーは、バイトコードに変換したPHPスクリプトを復号するプログラムであり、PHPの実行環境に必要になる。ローダーは無料であり、コピーの制限はない。

 エンコーダが動作する環境は、Windows、Mac OS X、Linux(i386、x86_64)。ローダーが動作する環境は、Windows、Mac OS X、Linux(i386、x86_64)、FreeBSD(i386、x86_64)、組込みLinux(ARM、ARMel、ARMhf(Raspberry Pi、BeagleBoardなど))。

 SourceGuardianでは、PHPスクリプトを配付した先のコンピュータ環境に応じて動作を許可するかどうかを制御できる。IPアドレス、MACアドレス、ドメイン名などが一致しないとアプリケーションが動作しないようにできる。また、アプリケーションに有効期限を設定して体験版を作成できる。

 アプリケーションの実行制御に加えて、アプリケーションの実行に必要な外部ライセンスファイルを生成することもできる。例えば、評価版や商品版などの異なったライセンスで、ユーザーにアプリケーションを配布できる。

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ソフトエイジェンシー / PHP / 難読化

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