オージス総研は2020年10月15日、社外のユーザーとの間で安全にファイルを受け渡せるようにする法人向けファイル転送サービス「オフィス宅ふぁいる便」をリニューアルすると発表した。刷新でファイル保存領域の初期容量を1GBから10GBに増やしている。同年11月2日から提供する。
オージス総研の「オフィス宅ふぁいる便」は、社外のユーザーとの間で安全にファイルを受け渡せるようにする法人ユーザー向けのファイル転送サービスである(図1)。今回、サービスをリニューアルし、いくつかの機能を強化した。
図1:「オフィス宅ふぁいる便」の概要(出典:オージス総研)拡大画像表示
強化点の1つは、ファイル保存領域の初期容量を1GBから10GBに増量したことである。このほかにも、取引先などの外部ユーザーが契約企業宛てにファイル送付する際に、オフィス宅ふぁいる便を一時利用できる機能を追加した。
管理者向けのダッシュボード機能も強化した。ユーザーの利用率や送信総容量などのデータをグラフや数値で表示し、社内の利用状況を簡単に確認できるようにした。ユーザーインタフェースも刷新し、より使いやすくした。
プランも再構成した。「スタンダード」は、基本機能を提供する。「プロフェッショナル」は、SSO(シングルサインオン)機能や上長による承認機能を追加した。「エンタープライズ」ではさらに、送信データのアーカイブ機能を追加した。
最下位プランのスタンダードでは、5ユーザーライセンスのメニューも新設した。テレワーク時に自宅から取引先にファイルを送るといったニーズに合致する。これまでは、最小構成で100ユーザーライセンスだった。
価格(税別)は、以下の通り。スタンダードプランは、5ユーザーライセンスが月額3000円で、100ユーザーライセンスが月額1万7000円など。プロフェッショナルプランは、100ユーザーライセンスが月額3万4000円など。エンタープライズプランは、100ユーザーライセンスが月額5万3000円など。
なお、個人ユーザー向けの「宅ふぁいる便」は、2019年1月に大規模な個人情報漏洩が発生した影響で、2020年3月末にサービスを終了している(関連記事:宅ふぁいる便、会員情報漏洩事案の調査結果を報告、当初発表した情報以外の漏洩はなし)。
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