TISは2020年10月21日、「SAP S/4HANA」へのマイグレーションにおいて前提となる、ABAPプログラムのUnicode変換を自動化するサービス「SAP ABAP Unicode自動変換サービス」を提供すると発表した。ツールの活用により、改修に関する工数を最大95%削減する。2023年までに15社への導入を目指す。
SAP ABAP Unicode自動変換サービスは、ABAPプログラムのUnicode変換を自動化するサービスである(図1)。Unicode以外の文字コードでSAP ERP 6.0を利用している企業がSAP S/4HANAにマイグレーションする際に必要となる改修作業を自動化する。
TIS、SAP S/4HANAマイグレーションの前提となるUnicode変換を自動化するサービス拡大画像表示
従来の手動変換では、プログラミング言語であるABAPを熟知した技術者による個別修正が必要になっていた。これを、TISのリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator C2J」の技術を応用することで、ABAPプログラムの変換の工数と期間を短縮する。
ERP6.0を利用している日本企業は、多くのアドオンプログラムを使っていることから、Unicode化にともない、プログラムの個別修正に膨大な工数を要する。今回のSAP ABAP Unicode自動変換サービスを活用することで、変換パターンに合致する箇所への改修を自動化できるので、改修に関する工数を最大で95%削減できる。
なお、Xenlon~神龍 Migrator C2Jは、メインフレームからオープン環境への移行を支援するサービス「Xenlon~神龍マイグレーションサービス」を構成する、TIS独自のリライトツールである。業務ロジックのほぼ100%を自動で変換できるとしている。
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