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中堅・中小企業の導入率が高いローコード開発ツールはkintone、GeneXus、Power Apps

課題では3割超が「実現できる機能や性能に制限がある」と回答

2020年11月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ノークリサーチは2020年11月20日、中堅・中小のユーザー企業における、ローコード/ノーコード開発ツールの導入状況を発表した。導入率が最も高かったツールは「kintone」で10.3%、2位は「GeneXus」で10.0%、3位は「Microsoft Power Apps」で8.3%だった。調査は、年商500億円未満の中堅・中小企業1300社を対象に、2020年7月~8月にかけて実施した。

 ノークリサーチは、中堅・中小のユーザー企業における、ローコード/ノーコード開発ツールの導入状況を調べた(図1)。24製品について、導入済み/導入予定の数を調査した。導入率が最も高かったツールは「kintone」で10.3%、2位は「GeneXus」で10.0%、3位は「Microsoft Power Apps」で8.3%だった。

図1:中堅・中小のユーザー企業における、ノーコード/ローコード開発ツールの導入状況(出典:ノークリサーチ)図1:中堅・中小のユーザー企業におけるローコード/ノーコード開発ツールの導入状況(出典:ノークリサーチ)
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 なお、GeneXusは年商規模の大きな企業におけるレガシーマイグレーションでの実績が多い。kintoneは、既存システムの補完としても利用する。Microsoft Power Appsは、個々の社員の業務を効率化する役割を担うことが多い。

3割超が「実現できる機能や性能に制限がある」と回答

 調査では、ローコード/ノーコード開発ツールの利点と課題を、選択肢を列挙して選択させる形で調べた。ツールを導入済みの企業と、導入予定の企業について集計した。

 「実現できる機能や性能に制限がある」との回答は、導入済み企業も、導入予定の企業も、いずれにおいても3割を超えた。プログラミングが必要になる箇所が残る場合もあることが分かる。

 「開発ツール固有のスキルが必要になる」との回答や「実現できる機能や性能に制限がある」との回答は、導入予定と比べて導入済みにおける回答割合が高かった。導入後に「スキル不足で目的のシステムが構築できない」ケースや「期待した機能や性能が得られない」ケースが生じやすいことが分かる。

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