キヤノンITソリューションズは2020年11月19日、クラウド型のVDI(デスクトップ仮想化基盤)「Amazon WorkSpaces」を、設定や運用のサポート込みで月額定額で利用できるサービス「クラウドVDI」を開始した。仮想デスクトップの利用料や通信料、運用費用などをまとめて定額で利用できる。価格(税別)は、初期設定費用が4万円から。利用料金は定額制で、基本料金が月額2万円で、仮想デスクトップ1台あたり月額1万円から。販売目標は、2022年までに100社。
クラウドVDIは、クラウド型のVDI「Amazon WorkSpaces」を、設定や運用のサポート込みで月額定額で利用できるサービスである(図1)。仮想デスクトップの利用料や通信料、運用費用などをまとめて定額で利用できる。為替の変動がないほか、従量課金の要素がないため、予算を立てやすい。
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サービスの構成要素として、NTT東日本が提供するAmazon WorkSpacesの運用サポートサービス「おまかせクラウドVDI」を利用する。この上で、NTT東日本のサポートに加えてキヤノンITソリューションズによるサポートが付く。初期設定やエンドユーザーからの問い合わせ対応などにトータルで対応する。別途オプションで24時間365日体制の対応もできる。
最低利用期間はなく、必要なときに必要な分だけ1台単位で追加できる。仮想デスクトップの台数やCPU、メモリー、ハードディスクなのスペックも、必要な分を必要な時に設定できる。また、これまで利用端末ごとに実施していたバージョンアップやパッチ適用などの管理作業を削減できる。