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Veeam、Office 365のデータバックアップソフトに新版、Teamsのデータをバックアップ可能に

2020年12月4日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヴィーム・ソフトウェアは2020年12月4日、Office 365環境のデータをバックアップする専用ソフトウェアの新版「Veeam Backup for Office 365 v5」を発表した。2020年12月3日から販売している。新版では、Microsoft Teams専用のバックアップ操作画面を追加するなど、Teamsのバックアップ機能を強化した。バックアップできるTeams関連のデータも、添付ファイルなど一部のデータだけでなく、Teamsのチャネルや設定といったデータをバックアップできるようにした。価格は個別見積もり。有料版に加えて無料版も用意している。

 ヴィーム・ソフトウェアの「Veeam Backup for Office 365」は、Office 365環境のデータをバックアップする専用ソフトウェアである。Windows上で動作し、Office 365にAPI経由で接続してデータを取得する。メールサーバーのExchange Online、文書管理のSharePoint Online、ファイルストレージのOneDriveなどの著名なOffice 365アプリケーションのバックアップおよび復元を行う。

 今回の新版「v5」では、SharePoint Onlineに保存したMicrosoft Teamsのオブジェクトをバックアップする機能を強化した。これまでもTeamsのチャットに投稿したファイルをバックアップするといった使い方はできていたが、今回、「Teamsのフルのデータをバックアップできるようにした」(米Veeam Software)としている。

 Teamsのデータをバックアップ/リストア(復元)するためのGUI画面として、Teams専用アプリケーション(Teams用エクスプローラ)を新設した(画面1)。これを介してTeamsのチャネルや設定、タブなどを、データを含んだ形でバックアップ/復元できるようにした。

画面1:Teamsのデータをバックアップ/リストア(復元)するためのGUI画面として、Teams専用アプリケーション(Teams用エクスプローラ)を用意した(出典:ヴィーム・ソフトウェア)画面1:Teamsのデータをバックアップ/リストア(復元)するためのGUI画面として、Teams専用アプリケーション(Teams用エクスプローラ)を用意した(出典:ヴィーム・ソフトウェア)
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 バックアップしたデータは、Teams専用のバックアップ管理画面を介して、細かい単位で検索して復元できる。eディスカバリ(電子証拠開示)用途にも向くとしている。v5ではさらに、バックアップ先としてAmazon S3やAzure Blob Storageなどのオブジェクトストレージを使えるようにした。

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Veeam Software / Office 365 / Microsoft 365 / Teams

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