オートメーション・エニウェア・ジャパンとシトリックス・システムズ・ジャパンは2020年12月16日、定型業務を自動化しやすくするため、互いのサービスをAPIで連携させたと発表した。Citrix Workspaceの一機能でアプリケーションを簡便に操作できる「マイクロアプリ」から、RPAソフトウェア「Automation Anywhere Enterprise A2019」を利用できるようにした。これにより、マイクロアプリが標準で操作できないソフトウェアについても、マイクロアプリから操作できるようになる。
オートメーション・エニウェア・ジャパンとシトリックス・システムズ・ジャパンは、互いのサービスをAPIで連携させた(図1)。「Citrix Cloud」と「Automation Anywhere クラウド」が連携する形になる。これにより、Citrix Workspaceの一機能でアプリケーションを簡便に操作できる「マイクロアプリ」の背後で、RPAソフトウェアであるAutomation Anywhereを利用できるようになった。
![図1:Citrix Workspaceの「マイクロアプリ」とRPAソフトウェア「Automation Anywhere Enterprise A2019」を連携させた。定型業務を自動化しやすくなった(出典:オートメーション・エニウェア・ジャパン、シトリックス・システムズ・ジャパン)](/mwimgs/6/7/600/img_6732f556405c3396f6bc9fc2938b0b10201183.jpg)
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マイクロアプリは、Excelや業務アプリケーションなどの既存のアプリケーションを、簡便に操作できる機能である。Excelや業務アプリケーションの画面を開いてアプリケーションを操作したりデータを入力したりしなくても、外部に作成したマイクロアプリのUIから、これらの操作ができる。これにより例えば、スマートフォンからExcelにデータを入力できる。毎日利用する定型作業をマイクロアプリ化しておくことで、生産性が上がる。
今回、マイクロアプリとRPAソフトウェアのAutomation Anywhereを連携させた。これにより、マイクロアプリが標準で操作できないソフトウェアについても、マイクロアプリから操作できるようになった。マイクロアプリの背後で、RPAソフトウェアがアプリケーション操作やデータ入力などを実行する。RPAソフトウェアから見ると、マイクロアプリをフロントエンドに置くことで、マルチデバイスから簡便な形で業務を遂行できるようになる。