アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」などを運営するディップは、アプリケーション開発用のデータベース基盤として、仮想データベースを運用できる仮想ストレージ製品「Delphix(デルフィックス)」(開発元:米Delphix)を導入した。Delphixを販売したアシストが2020年12月24日に発表した。
ディップが運営するアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」では、数億件のデータを高速に検索するため、データベース専用機「Oracle Exadata Database Machine」を使って構築している。
バイトルでは、本番環境だけでなく、開発環境や検証用の環境も、Exadata上の別区画に配置して運用していた。いくつかの開発用データベースを、それぞれ複数の開発プロジェクトで共同利用していた。
しかし、システムが大規模で、なおかつ積極的にサービスを開発していたことから、複数の開発プロジェクトに開発用データベースを割り当てるスケジュール調整が煩雑化していた。開発プロジェクトごとに専用のデータベースを提供する方法も考えたが、ストレージリソースに余裕がなかった。
こうした課題を解消するため、バイトルを運営するディップは、データベース仮想化ストレージ「Delphix」を導入した(図1)。少ないストレージ容量のままで複数の開発プロジェクトごとに仮想データベースを割り当てられるようになった。
図1:Delphixの概要。本番データを流用した開発テスト用途のデータベースを簡単に構築できる(出典:アシスト)拡大画像表示
2020年3月にDelphixのPoC(概念検証)を実施し、2020年8月に実際の開発環境で利用を開始した。現在は、物理ストレージを追加購入することなく、対象とする開発環境を増やし、仮想データベースによってデータベース数も2倍以上の数に増やした。
2021年には、いくつかの大規模開発プロジェクトが控えている。これにあわせて、AWS環境でDelphixを使うことを検討している。AWSを利用することで、データベースだけでなくアプリケーション環境を含めた「プロジェクト専用の開発環境」を素早く構築できる。すでに、テストデータの準備工程をDelphixで自動化する検討も始まっている。
なお、Delphixは、本番データを流用した開発テスト用途のデータベースを簡単に構築できる仮想ストレージである。本番系のデータベースと同期し、Delphix内に構築した複数の仮想ストレージにデータをコピーする。複数のRDBMS(フロントエンドとなるSQLエンジン)から多目的に利用できる。
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