アイ・ティ・アール(ITR)は2021年2月4日、国内のデータマネジメント市場規模推移および予測を発表した。2020年度のデータマネジメント市場は前年度比16.3%増と高い伸びを予測している。2024年度に市場は180億円に達する見込みである。
ITRは、国内のデータマネジメント製品市場の調査にあたって、製品分野を「データを活用するために、データの加工、前処理、クレンジングおよびメタデータ管理を行う製品群」と定義している。ETL(Extract/Transform/Load)、データプレパレーション、データカタログ、データクレンジングを冠した製品を含んでいる。ユーザーは同分野の製品を用いて、データの品質管理や信頼性の維持など、データ運用のための総合的な管理を行う。
図1:国内データ・マネジメント市場規模推移および予測(2018年度~2024年度予測)(出典:アイ・ティ・アール) 調査によると、国内データマネジメント市場の2019年度の売上金額は89億円、前年度比11.3%増となった(図1)。ITRは、2020年度はこれを上回る同16.3%増の高い伸びを見込んでいる。「データのクラウド移行が徐々に進みつつあることから、データマネジメントの高度化へのニーズは着実に高まっている。また、企業内のデータは増大化および多様化の一途をたどっており、経営戦略の決定を支える資産として、データの重要性が高まっている」(同社)
ITRによると、国内のデータマネジメント市場は今後も高成長を維持し、CAGR(年平均成長率、2019~2024年度)は15.1%、2024年度には180億円に達すると予測している。
「データマネジメント市場の成長は、以前からの主力製品であるETLに加えて、データサイエンティストを対象ユーザーとするデータプレパレーションの需要が急速に拡大したことによるもの。今後は、データレイクやデータ統合に必要なデータカタログの需要拡大によるさらなる成長が見込まれる」(同社)
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