[市場動向]
ジョブ型人事など改革の成否は不透明、求めたい“富士通Way”の具体策
ユーザーのDX支援に資する改革かどうか、その中身を検証する[後編]
2021年3月23日(火)田口 潤(IT Leaders編集部)
「富士通の現実と期待」の後編ではまず、企業文化の根幹の1つを成す人事制度への取り組みに注目した。同社はそれを日本で一般的なメンバーシップ型から欧米で多いジョブ型に転換しようとしている。並行して、ポジションに就く人材を公募する「ポスティング制度」も取り入れた。しかし、これらが目論見どおりの効果を発揮するかは不透明で、むしろ逆効果になる恐れもある。それ以前に富士通には、デジタル時代の事業ポートフォリオをどうするのか、何を顧客への提供価値とするのかなど、“富士通Way”の根幹を明確に語ってほしい。
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