[調査・レポート]

「デジタル化・DX」が中堅・中小経営者の重点課題に? 調査結果が示す“意外な傾向”

THE OWNER「Withコロナ時代の経営者のリアルボイス」調査より

2021年4月6日(火)IT Leaders編集部

事業拡大や資金繰り、人材採用、後継者不足など、中堅・中小企業の経営層にとって考えるべき課題は多種多様である。そんな中でIT活用やデジタル化は優先度が低いと捉えられがちだが、コロナ禍の中で状況は変わったのかもしれない──こう思わせる、ある調査結果が発表された。

 企業の経営者は、デジタル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)をどう捉えているのか? これに関する調査は意外に少ない。会社宛てにアンケートを送付しても本人が回答するとは限らないし、メールやWebで依頼するケースも同様である。

 そんな中、経済金融の専門メディアやFinTech支援サービスなどを運営するZUUと日本M&Aセンターの合弁会社であるZUUM-Aが、2021年3月に経営者向けのオンライン(要事前登録)コンファレンスを開催。参加した経営者層に向け、「Withコロナ時代の経営者のリアルボイス」と題したWebアンケート調査を実施している(調査・分析主体は、ZUUM-Aが運営するメディア経営層向けメディアのTHE OWNER)。コンファレンスの全参加者3088人中、アンケートに回答したのは590人。必ずしも詳細あるいは精緻な調査とは言えないが、意外に思える結果だったので紹介しよう。

 同社が公開した回答者属性は図1のとおり。従業員規模は1000人未満が72.4%と中堅・中小企業が多く、業種では製造業は6.7%と少なめでサービス業が27.1%、公共機関が13.2%である。回答者の年齢は40代(31.0%)、50代(26.1%)、30代(20.0%)と、経営層にしては低めの印象である。

図1:経営者アンケートの回答者属性(出典:ZUUM-A)
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 意外に思える結果とは、「会社経営への課題」である(図2)。この設問への有効回答413件の中で、1位の「人材・採用」(83件、20.1%)と並んで、「デジタル化・DX」(82件、19.9%)が2位だったのだ。

 回答者の年齢が低いことを考えると、中堅・中小企業の経営層が考える課題の上位にくることが多い「事業承継・後継者不足」が24人(5.8%)しかいないのは一定の納得感があるが、それでも「経営全般・事業の成長性」や「営業・マーケティング」、「財務・資金繰り」を抑えて「デジタル化・DX」が上位にくるのは驚きである。

図2:設問「会社経営への課題」への回答結果(出典:ZUUM-A)
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●Next:経営層は「デジタル化・DX」の障壁をどう捉えているのか?

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