日立ソリューションズは2021年4月26日、ワークフロープラットフォームの「ServiceNow」を用いて業務プロセスを可視化するサービス「業務プロセス可視化ソリューション for ServiceNow」を発表した。2021年4月27日から提供する。価格は、個別見積もり。
日立ソリューションズの「業務プロセス可視化ソリューション for ServiceNow」は、ServiceNowを用いて業務プロセスを管理するサービスである(図1)。ServiceNowを利用中、またはServiceNowをこれから導入するユーザーは、アプリケーションを新規に開発することなく、簡単な設定だけで利用を始められる。
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管理者があらかじめ設定した業務プロセスについて、担当者が行う作業を自動で割り当て、期限を設定する。期限が近づくと、担当者にメールでアラートを通知する。担当者は、遅延や抜け漏れなく、自身の作業に対応できる。
ダッシュボード上では、業務の進捗や遅延の状況を、表やグラフで視覚的に表示する。複数の部署がかかわる業務プロセスについても、どの作業が遅延しているかを視覚的に把握できる。組織内の業務だけでなく、契約の締結や取引先への発注など複数の組織にまたがった業務の進捗も管理できる。
適用業務の例として日立ソリューションズは、契約書作成から審査・押印プロセス、顧客への見積提示から受注までの案件管理プロセス、取引先への発注プロセス、入退社手続きプロセス、プロジェクト開始準備などを挙げている。
「現在、オフィスワークやテレワークなど、場所にとらわれない業務管理の必要性が高まっている。しかし、電話やメール、チャットなどの属人的なやり取りの中では、状況を都度確認するという非効率な管理作業も起こり得る。業務プロセス可視化ソリューション for ServiceNowは、この課題を解決する」(同社)