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CADソフト「Autodesk AutoCAD」が製品ラインアップを刷新、下位版で3次元モデリング可能に

2021年5月7日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オートデスクは2021年5月7日、CAD(コンピュータによるデザイン)アプリケーション「Autodesk AutoCAD」の製品ラインアップを再構築した。機能下位版に含める機能を刷新し、価格を据え置いたまま、新たに3次元のモデリングをできるようにした。機能上位版については、機能と価格に変更はない。価格(税込み)は、機能下位版の「AutoCAD」が7万1500円、機能上位版の「AutoCAD Plus」(AutoCAD including specialized toolsets)が23万1000円。

 オートデスクの「AutoCAD」は、生産物の設計情報を作成するCAD(コンピュータ支援設計)アプリケーションである。ワークステーションのグラフィックス画面上で、生産物の2次元モデル(設計図面)や3次元モデルを作成できる。製造業や建築業などで使用する。現行版は、2021年3月に提供を開始した「AutoCAD 2022」である。

 今回、製品ラインアップを再構築した(図1)。従来の製品ラインアップは、機能下位版「AutoCAD LT」(7万1500円)が、2次元モデリング専用だった。機能上位版「AutoCAD」(23万1000円)が、3次元モデリングやAPI機能、業種別ツールセットを含んだ、フル機能版だった。

図1:AutoCADの製品ラインアップを刷新した。機能下位版においても3次元のモデリングができるようになった(出典:オートデスク)図1:AutoCADの製品ラインアップを刷新した。機能下位版においても3次元のモデリングができるようになった(出典:オートデスク)
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 今回刷新した製品ラインアップは、機能下位版「AutoCAD」(7万1500円)が、2次元モデリングと3次元モデリングを兼ねる。機能上位版「AutoCAD Plus」(23万1000円)は、下位版に加えて、7つの業種別ツールセットを含んでいる。

 製品ラインアップ再構築のポイントは、機能下位版の機能を増やしたことである。機能下位版においても、価格を据え置いたままで、3次元のモデリングができるようになった。3次元モデリングのためだけにフル機能版を選ぶ必要がなくなった。

 機能上位版のAutoCAD Plusが含む業種別ツールセットは、建築設計、機械設計、電気制御設計、設備設計、プラント設計、地図情報、ラスター画像処理、の7つである(図2)。ツールセットを使うことで、ツールセットを使わない場合と比べて設計の生産性が平均63%向上する、としている。

図2:機能上位版のAutoCAD Plusが含む業種別ツールセットの概要。ツールセットを使うことで、ツールセットを使わない場合と比べて設計の生産性が平均63%向上する、としている(出典:オートデスク)図2:機能上位版のAutoCAD Plusが含む業種別ツールセットの概要。ツールセットを使うことで、ツールセットを使わない場合と比べて設計の生産性が平均63%向上する、としている(出典:オートデスク)
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