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D.Table、AIを活用した販促活動を伴走型で支援する「ML Booster」を開始

2021年5月10日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

D.Tableは2021年5月10日、ユーザー企業が自社のマーケティング活動にマシンラーニング(機械学習)を活用できるように、ユーザーに並走する形で支援するサービス「ML Booster」を発表した。課題整理、機械学習モデルの構築、施策実行、人材育成まで総合的に支援する。ユーザー企業が自社内でAIモデルをマーケティング活動に活用できるようになるとしている。

 D.Tableの「ML Booster」は、ユーザー企業が自社のマーケティング活動にマシンラーニング(機械学習)を活用できるように、ユーザーに並走する形で支援するサービスである。AIモデルをマーケティングに活用していく上での課題の整理から、AIモデルの構築、マーケティング施策の実行、人材の育成までを総合的に支援する(図1)。

図1:ユーザー企業に並走する形で支援するサービス「ML Booster」の概要。7つのステップで支援する(出典:D.Table)図1:ユーザー企業に並走する形で支援するサービス「ML Booster」の概要。7つのステップで支援する(出典:D.Table)
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 AIモデルを構築する前の準備段階として、まずはキックオフ会議で、プロジェクトのKPI、メンバー、進め方、アウトプット方法などを確認する。勉強会を開き、機械学習の基本からGoogle Cloudのサービスまでを学ぶ。続いて、現状を把握するため、データベース環境、アーキテクチャ、保有データなどを確認する。

 これらを踏まえた上で、AIモデルを設計して構築する。こうして構築したAIモデルを使って、実際のアクションとして、広告配信やサイトの出し分けなどの施策を実施する。施策の効果を検証し、プロジェクト全体を振り返る。

 AI予測モデルの例として、LTV(顧客生涯価値)の予測、売上の予測、優良来訪者の予測などがある。ML Boosterでは、活用できるデータの選定や、マーケティング施策の設計なども支援する。人材のトレーニングも請け負う。

 背景として同社は、顧客データを管理するCDP基盤や、AIを活用した顧客分析が注目を集めている状況を挙げる。一方で、「ユーザーの社内には専門知識やスキルが不足しており、AIモデルの構築と活用を支援する伴走型の支援サービスに需要がある」という。

 なお、D.Tableでは、今回提供する「ML Booster」をはじめとするインハウス化支援サービスを「Cloud & Marketing Booster」シリーズと銘打ち、人材の育成までを請け負うサービスとして開発・提供していく予定である。

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