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HOYAデジタルソリューションズ、AIを活用した外観検査ツール「Voyance Inspector」を販売

2021年5月13日(木)IT Leaders編集部

HOYAデジタルソリューションズは2021年5月12日、AI技術を活用した外観検査パッケージソフトウェア「Voyance Inspector(ボヤンス インスペクター)」の販売を開始した。製造現場における目視による外観検査において、AIの活用した検査の自動化を支援する。

 HOYAデジタルソリューションズは2017年から、AI技術を活用した外観検査システム構築支援サービスを提供してきた。「目視で行っている外観検査に、AI技術を取り入れたいが、具体的にどのように取り組んでいいか分からない」という課題を持つユーザーに対して、AIエンジンの選定や、AIモデルの構築を支援する(図1)。

図1:AI技術を活用した外観検査システム(出典:HOYAデジタルソリューションズ)
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 さらに、AIの学習や判定に使う画像を撮像するシステムの構築や、判定/推論アプリケーションの製造ラインへの組み込み、ユーザーのAI習熟サポート、追加学習を含む保守運用サポートまで、各種のサービスを提供している。

 今回発表した「Voyance Inspector」は、従来の外観検査システム構築支援サービスに、少量の画像でも学習できる「標準AIモデル」を搭載したAIモデルの新規開発機能や「最適化調整済みモデルのエクスポート機能」、エッジ側の機能として単体で使用可能な「判定アプリケーション」などを追加して構成している。

 標準AIモデルにより、ユーザーは、大量の画像データを準備せずとも、少量の画像でも学習が可能になる。今後は、良品画像データだけで学習できるモデルや、AIが誤判定したデータを用いて再教育するモデルなどを提供する予定である。

 追加学習を行った際のデータセット、AIモデル、評価結果データのひも付けや、モデルの世代管理、複数の評価パラメータ調整結果の管理など、AI外観検査の運用を開始した後に必要となる各種の機能を標準で提供するエッジ側の判定アプリケーションも、性能のチューニングを含めてカスタマイズできる。

 クラウドとオンプレミスの両形態で提供する。トライアルではクラウドサービスを使ってすばやく試行し、本導入ではオンプレミスで生産ラインに組み込むなど、用途に合った形態で導入できる。

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