大塚商会は2021年5月14日、リモートアクセスサービス「たよれーる どこでもコネクト」を強化した。通信帯域上限を撤廃した「どこでもコネクトラインインターネット利用タイプ ウルトラハイスピード」と、DNSセキュリティ機能を備えた「どこでもコネクトリモートプレミアInternet Secure Accessオプション」の提供を開始した。
大塚商会の「たよれーる どこでもコネクト」は、物理的な閉域網や仮想専用線を用いて、安全なプライベートクラウド環境を安価・手軽に構築できるサービスである。
今回提供開始する「どこでもコネクトラインインターネット利用タイプ ウルトラハイスピード」は、ユーザーと大塚商会のデータセンターをつなぐインターネット接続帯域について、従来の帯域上限(通信帯域の最大値を10Mbpsまたは80Mbpsで制限)を撤廃する(図1)。高速に通信できる機器をユーザーサイトに設置することで、通信環境を高速化できる。
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1拠点あたりの価格(税別、以下同)は、初期費用(どこでもコネクトボックスの購入・設置費用)が14万円で、月額費用が1万8000円である。
「どこでもコネクトリモートプレミアInternet Secure Accessオプション」は、DNSセキュリティ機能である。これまでも2要素認証やシンクライアントオプションを提供してきたが、業務用PCを持ち出して安全に利用できるように、DNSセキュリティ機能を追加した。危険なサイトのIPアドレスを教えないことによって、危険なサイトへのアクセスを防止する。Web会議など必要なアプリケーションに限って利用させる使い方もできる。接続先リストなどの設定は、大塚商会の専門スタッフが代行する。
1端末あたりの価格は、月額600円である。なお、利用には別途、どこでもコネクトリモートプレミア(1IDあたり500円、最低で3IDから)の契約が必要である。