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ヤフーのPassMarketが「顔認証チケット」の実証実験、ムーミンバレーパークが“顔パス”に

2021年5月20日(木)IT Leaders編集部

ヤフーは2021年5月19日、デジタルチケット販売サービス「PassMarket」において、顔認証でレジャー施設に入場できる「顔認証チケット」の実証実験を開始したと発表した。郊外型テーマパーク「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市)の協力を得て実施する。

 ヤフーの「PassMarket」は、小規模なオンラインイベントから遊園地・テーマパークの入場券など、さまざまな電子チケットの販売・購入サービスである。事前にオンラインで購入し、当日はQRコードを読み取って受付・入場するスタイルが一般的である。

 今回、埼玉県飯能市の郊外型テーマパーク「ムーミンバレーパーク」の協力を得て、同施設に顔認証で入場できる顔認証チケットの実証実験を開始した(図1)。ユーザーは、購入時に顔画像を登録したうえで専用チケットを購入し、当日は受付の認証端末に顔を向けるだけで入場できる。

図1:「顔認証チケット」の購入から入園までの流れ(出典:ヤフー)図1:「顔認証チケット」の購入から入園までの流れ(出典:ヤフー)
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 顔認証チケットは、通常のチケットよりも500円安い価格で販売している。現時点では実証実験対象であるムーミンバレーパークのチケットのみを扱う(写真1)。

写真1:埼玉県飯能市のメッツァビレッジに隣接するムーミンバレーパーク。現時点では、PassMarketで販売する顔認証チケットは同施設でのみ利用できる

 顔認証チケットの購入から入園までの具体的な流れは、以下のとおりである。

  1. 利用者は、Yahoo! JAPAN IDでログインした状態でPassMarketのチケット販売ページを開く
  2. 顔認証利用にあたって、顔画像の利用方法などについて確認して同意
  3. 顔写真を撮影して登録
  4. チケットを購入
  5. 当日、施設の入場ゲートで顔を認証して入場
    (代表者1人の登録で複数人のチケット購入が可能)

 ヤフーは、ユーザーが顔認証用に登録もしく認証時に撮影した顔画像を、顔認証サービスの提供とその品質向上の目的に限って利用する。また、チケット購入時にユーザーの顔画像はシステム上、日本マイクロソフトとNECに渡されるが、チケット購入時にユーザーが登録した顔画像はチケットの有効期限後に速やかに削除し、認証時に取得した顔画像は24時間程度で削除するとしている。

 サービスの背景としてヤフーは次のように説明する。「デジタルチケットサービスの需要が高まっている。コロナ禍においては、チケットの購入から入場までのすべてを非接触で完了できること、チケット購入のために並ぶ必要がないこと、施設やイベント来場者の新型コロナ感染が判明した際に他の来場者への連絡が可能なことなどが求められている」

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