パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は2021年5月21日、ITコンサルティング、ERPコンサルティング、RPAコンサルティングの3つのサービスを発表した。製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。同年後半には、工場内でAIやロボットを活用できるようにする新サービスを開始する予定である。
パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)が製造業のデジタルトランスフォーメーションを支援するコンサルティングサービス群を発表した。
ITコンサルティング、ERPコンサルティング、RPAコンサルティングの3系統のコンサルティングサービスを提供する。パーソルグループが運営する工場における成功事例や、設計開発領域での業務請負実績、ITコンサルティングで培ったデータ分析の知識、ソフトウェア企業とのパートナーシップなどを活用して提供する。
ITコンサルティングでは、既存の業務の課題に対して、デジタル技術を用いた業務プロセス改善の提案から、仕組みの構築までを実施する(図1)。自動化による業務の省力化、業務を高度化するためのデータ活用と、これを実行できる組織作りを支援する。
拡大画像表示
例えば、コンサルティングによって、業務プロセスを再構築し、システムを開発・導入する。これにより、業務の自動化を推進する。また、データの収集、データを蓄積する基盤の構築、データ活用の支援などを通して、業務を可視化できるようにする。
ERPコンサルティングでは、独SAPのERPを導入する(図2)。調達から生産、販売、物流まで、サプライチェーンのシステム化を推進する。迅速な情報の連携と、データに基づいた意思決定を促進する。BIやRPAと連携して、データ活用による経営判断の高度化や業務自動化による効率化を図る。
拡大画像表示
RPAコンサルティングでは、調達、生産、物流、販売から開発設計、製品企画まで、幅広い業務にRPAを適用し、業務を自動化する。業務のヒアリングを通してRPAで改善できる部分を特定し、RPAを適用した業務フローの設計から実際の導入・構築までを担う。専門コンサルタントが業務フローの再設計にあたる。