アライズイノベーションは2021年6月1日、AI-OCR(光学文字認識)ソフトウェアの新版「AIRead Ver.3.0」を発表した。同日販売を開始した。新版では、非定型帳票の読み取り機能を強化した。
アライズイノベーションの「AIRead」は、CNNやLSTMなどのディープラーニング(深層学習)を活用して文字を認識し、データ化するAI-OCRソフトウェアである(画面1)。手書き・活字文字、定型・非定型書類をデータ化する。オンプレミス(スタンドアロン型/サーバー型)、クラウド(SaaS型/LGWAN-ASP型)など各種の形態を用意している。
画面1:非定型帳票の読み取りイメージ(出典:アライズイノベーション)拡大画像表示
新版の「AIRead Ver. 3.0」では、非定型帳票の読み取り機能を強化している。手書き文字と活字が混在する非定型帳票において、文字種類を自動判別してから読み取るようにし、その読み取り精度を向上させている。また、読み取り後の文字補正機能を追加して、ユーザー自身で補正ルールを追加して識字率を高められるようにした(図1)。
画面2:文字補正機能のイメージ(出典:アライズイノベーション)拡大画像表示
フリーピッチの手書き文字、チェックマーク、丸囲み、バーコードなどを読み取ることができる。例えば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン予防接種の予診票に添付された「ワクチンロットシール」なども読み取りが可能としている。
ユーザーが自社で読み取りたい帳票を定義することができる。文字学習ツールを用いて、誤読した文字の画像ファイルを教師データとして学習させることで、読み取り精度を高める。
価格(税込み)は、インストールして利用するスタンドアロン型の「AIRead Stand-alone」が、PC1台あたり105万6000円で、保守費用はPC1台あたり年額21万1200円。サーバー型の「AIRead Standard」が、1サーバーあたり396万円で、保守費用は1サーバーあたり年額79万2000円。サーバー型の上位版「AIRead Enterprise」が、1サーバーあたり528万円からで、保守費用は1サーバーあたり年額105万6000円からとなっている。
アライズイノベーション / AI-OCR / 帳票 / AIRead
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



