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アライズイノベーション、AI-OCR「AIRead Ver. 3.0」で非定型帳票の読み取り機能を強化

2021年6月3日(木)IT Leaders編集部

アライズイノベーションは2021年6月1日、AI-OCR(光学文字認識)ソフトウェアの新版「AIRead Ver.3.0」を発表した。同日販売を開始した。新版では、非定型帳票の読み取り機能を強化した。

 アライズイノベーションの「AIRead」は、CNNやLSTMなどのディープラーニング(深層学習)を活用して文字を認識し、データ化するAI-OCRソフトウェアである(画面1)。手書き・活字文字、定型・非定型書類をデータ化する。オンプレミス(スタンドアロン型/サーバー型)、クラウド(SaaS型/LGWAN-ASP型)など各種の形態を用意している。

画面1:非定型帳票の読み取りイメージ(出典:アライズイノベーション)画面1:非定型帳票の読み取りイメージ(出典:アライズイノベーション)
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 新版の「AIRead Ver. 3.0」では、非定型帳票の読み取り機能を強化している。手書き文字と活字が混在する非定型帳票において、文字種類を自動判別してから読み取るようにし、その読み取り精度を向上させている。また、読み取り後の文字補正機能を追加して、ユーザー自身で補正ルールを追加して識字率を高められるようにした(図1)。

画面2:文字補正機能のイメージ(出典:アライズイノベーション)画面2:文字補正機能のイメージ(出典:アライズイノベーション)
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 フリーピッチの手書き文字、チェックマーク、丸囲み、バーコードなどを読み取ることができる。例えば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン予防接種の予診票に添付された「ワクチンロットシール」なども読み取りが可能としている。

 ユーザーが自社で読み取りたい帳票を定義することができる。文字学習ツールを用いて、誤読した文字の画像ファイルを教師データとして学習させることで、読み取り精度を高める。

 価格(税込み)は、インストールして利用するスタンドアロン型の「AIRead Stand-alone」が、PC1台あたり105万6000円で、保守費用はPC1台あたり年額21万1200円。サーバー型の「AIRead Standard」が、1サーバーあたり396万円で、保守費用は1サーバーあたり年額79万2000円。サーバー型の上位版「AIRead Enterprise」が、1サーバーあたり528万円からで、保守費用は1サーバーあたり年額105万6000円からとなっている。

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