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ゾーホージャパン、BIツール新版「Zoho Analytics 5.0」、データ準備ツールを統合

2021年7月13日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ゾーホージャパンは2021年7月13日、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアの新版「Zoho Analytics 5.0」を発表した。新版では、データの準備作業を機械学習で支援するデータ準備ソフトウェア「Zoho DataPrep」を統合した。専門知識を持たない業務ユーザーでも、データの取得、準備、分析、可視化までの一連の作業を簡単に行えるようになった。クラウドサービスまたはオンプレミス製品として提供する。

 ゾーホージャパンの「Zoho Analytics」は、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアである。複数のシステムから多様な形式のデータを取り込んで集計し、グラフや表などで可視化してダッシュボードやレポートの形で提供する(画面1)。

画面1:BIソフトウェア「Zoho Analytics 5.0」の画面(出典:ゾーホージャパン)画面1:BIソフトウェア「Zoho Analytics 5.0」の画面(出典:ゾーホージャパン)
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 新版では、データの準備作業に特化したデータプレパレーションソフトウェア「Zoho DataPrep」を統合し、Zoho Analyticsと連携して動作するようにした。取り込んだデータの統合、モデリング、クレンジング、強化など、より分析に適した形式に整える。

 Zoho DataPrepでは、マシンラーニング(機械学習)を使ってユーザーのニーズを予測し、自動で必要な作業を示してくれる。専門知識や技術を持たない業務ユーザーでも数回のクリック操作だけでデータの準備作業を完了させられるとしている。分析の基盤となるデータの準備を効率化できる。

 Zoho Analyticsは、AIアシスタント機能を用いて、ダッシュボードやレポートを自動で生成する。新版では、分析結果を踏まえた洞察まで、自動で提供できるようになった。AIアシスタントのUIも刷新し、ユーザーの質問を入力する画面を、検索窓からチャットボックス形式に変更した。対話型で使いやすくなった(現在は英語による対応)。

 このほか、データの値を自由に変化させて結果を予測する「What-If分析機能」や、データに含まれる単語の登場頻度を文字の大きさで可視化する「ワードクラウド機能」など、ユーザーがより素早くデータ分析結果を理解できるようにする機能群を新たに搭載した。

 価格(税別)は、クラウドサービスの場合、ユーザー数やデータの行数、利用できる機能などに応じて4つのプランから選択できる。年間払い契約の場合、ベーシックプランが月額2700円、スタンダードプランが月額5400円、プレミアムプランが月額1万3500円、エンタープライズプランが月額5万3460円である。

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