[市場動向]

NEC、Azureを優先クラウド基盤に採用、グループのIT環境をAzureに移行へ

Azure Virtual DesktopなどをNECグループ11万人に展開

2021年7月14日(水)IT Leaders編集部

NECは2021年7月13日、米マイクロソフトとの戦略的パートナーシップを拡大する契約を締結したと発表した。NECは、Microsoft Azureを優先クラウド基盤として採用して顧客向けの製品・サービスを強化する。まずは、ECのオンプレミスIT環境をAzureに移行し、Azure Virtual DesktopなどのサービスをNECグループ11万人に展開する。

 NECとマイクロソフトは、戦略的パートナーシップに基づき、Microsoft Azureの活用でデジタル化した業務環境を、日本およびグローバルの顧客に提供する。NECグループでは、マイクロソフトの関連技術に特化したデジタル関連人材を倍増させる。

 これに先立ちNECは、NEC自身がオンプレミスで運営しているIT環境を、Azureに移行する。「Azure Virtual Desktop」などのAzureサービスを、NECグループ11万人に展開する。

 高速で低遅延のデータ接続によって、ネットワークの体感性能を高め、効率的な仕事環境を実現する。エンドユーザーの業務遂行力を最大限に高め、よりパーソナライズされたワークスタイルを確立できるようにする。

 NECとマイクロソフトは、Azureや両社のAI/IoT技術、知見などを組み合わせ、先進的な製品・サービスをユーザーに提供する。ユーザーが構築するシステムの顧客体験を強化し、店舗でのよりセキュアな運用や保守に貢献するとしている。

 マイクロソフトのインテリジェントエッジ製品やNECのローカル5Gネットワーク技術などのIT資産を活用し、各種の業種において顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。例えば、小売業では、AIで取引データをリアルタイムに分析することで購買パターンの理解を促進し、新たな市場機会の創出へとつなげる。

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