[市場動向]
コンテナエンジニアを2000人育成へ─レッドハットがコンテナ構築に携わるSIベンダーの支援プログラムを開始
2021年7月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
レッドハットは2021年7月21日、コンテナ運用基盤ミドルウェア「Red Hat OpenShift」の導入・構築に携わるSIベンダー向けの支援プログラム「OpenShift Partner Empowerment Project」を発表した。教育支援、提案ノウハウの習得支援、ユーザー企業へのコンサルティングサービスの提供の3軸で構成する。2022年に向けてコンテナエンジニアを2000人創出することを目指す。同日時点で国内19社のSIベンダーが賛同している。
レッドハットの「OpenShift Partner Empowerment Project」は、コンテナ運用基盤ミドルウェア「Red Hat OpenShift」の導入・構築に携わるSIベンダー向けの支援プログラムである。
プログラムでは、本番稼働システムでコンテナを利用するために必要なスキルを確立する。また、レッドハットが開発元としてOpenShiftのノウハウをSIベンダーに提供することで、最終的にユーザー企業のコンテナに関する課題解決を促すとしている(図1)。
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2021年7月21日時点で同プログラムに賛同するSIベンダーは19社である(図2)。レッドハットは、同プログラムを提供する背景として、ユーザー企業の多くがコンテナの導入を進めている一方で、実運用に耐えるノウハウがないといった課題から、限定的な効果しか得られていない状況を挙げる。
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プログラムは、「教育支援」「提案ノウハウの習得支援」「ユーザー企業へのコンサルティングサービスの提供」の3軸で構成する。それぞれの内容は次に示すとおりである。
●Next:OpenShift Partner Empowerment Projectの3軸の内容
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