Lbose(本社:熊本県熊本市)は2021年8月4日、ノーコード開発支援サービス「ATTEND NoCode」の提供を開始した。マーケットプレイスやマッチングサイトのWebサービス/スマホアプリ開発に特化している。
Lboseの「ATTEND NoCode」は、ソースコードを記述することなくWebサービスやスマホアプリを開発するノーコード開発支援サービスである。ユーザーの開発プロジェクトに伴走する形でWebアプリケーションのプロトタイプを迅速に開発することをアピールしている(図1)。
同社は既存事業としてWebサービスやスマホアプリの開発支援を行っている。今回のATTEND NoCodeは、ニーズの仮説検証を目的としたプロトタイプ開発用と位置づけている。
中核になるノーコード開発ツールとして、汎用的なWebアプリケーション開発に向く「Bubble」や、Webアプリケーションとネイティブアプリケーションの両方の開発に対応した「Adalo」を主に用いる予定という。
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ターゲットとして、マーケットプレイスやマッチングサイトのWebサービス/スマホアプリ開発に特化している。例として、地域の飲食店と顧客のマッチングサイト、商品カテゴリ特化のフリーマーケットアプリ、業界特化の人材マッチングサイトなどを挙げている。「同分野の開発相談が多いことや、Lbose社内でスキルやノウハウを蓄積する狙いなどから領域を特化させている」(同社)
契約から2カ月間で、プロトタイプのリリースに達することを想定している。想定費用は、契約からプロトタイプのリリースまでで70~100万程度としている。Lboseによる開発プロジェクトは、問い合わせ、打ち合わせ、契約、企画設計(Webサービスやアプリの仕様を決定)、チーム編成、デザイン&開発の流れで進行する。ノーコード開発を適用するが、ユーザーが検討している事業の内容や展開によっては、契約前の段階でソースコードを記述して開発を行うスクラッチ開発を提案するとしている。