ユニアデックスは2021年10月18日、ITインフラ運用支援サービス「ITインフラ成熟度診断」の無料提供を開始した。自社環境の現状を問う30問に回答すると、ITインフラの成熟度を5段階で評価し、対策を診断報告書として提供する。診断メニューとして、「ネットワーク成熟度診断」「ネットワーク運用成熟度診断」「PC運用成熟度診断」を用意している。
ユニアデックスの「ITインフラ成熟度診断」は、ITインフラと運用の実態についての現状把握、現在の成熟度レベルと目指すべき目標レベルの分析、改善のためのアプローチ案の提示を行う運用支援サービスである。ITインフラの成熟度を5段階で評価し、対策を診断報告書として提供する。Webサイトから申し込んで無料で利用できる。申し込み後、現状把握のための30問に回答すると診断結果が得られる。
ITインフラの状態を、独自の診断指標を用いて分析評価し、5段階のレーダーチャートで報告する(図1)。さらに、診断内容をもとに、目標とすべきレベルと、目標レベルに到達するために必要な施策を提示する。目指すべき状態のシステム構成を、推奨構成図で把握できる。導入すべき製品・サービスも分かる。施策の実行にあたって社内決裁などで必要になる各種情報も得られる。
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「IT環境の現状と理想の乖離を知るためには、客観的かつ定量的な情報が必要である。しかし、こうした情報は、アセスメントサービスやコンサルティングサービスによって提供されることが一般的であり、時間と費用が必要になる。これを解決するために今回、ITインフラ成熟度診断の提供を開始した」(同社)としている。
以下の3つの診断メニューを用意している。
- 「ネットワークインフラ成熟度診断」は、ネットワーク構成を診断する。可用性や品質面、自動化などの観点から中長期的に対応可能か否かを診断する(図2)。
- 「ネットワーク運用成熟度診断」は、ネットワーク運用における各業務を、運用性、保守性、移行性の観点から評価し、運用業務の改善を支援する。
- 「PC運用成熟度診断」は、クライアントPCのライフサイクル管理を診断し、運用の効率化を支援する。
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