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日鉄日立システムエンジニアリング、帳票生成ツール「PaplesReports」を販売

ノンプログラミングで帳票を設計

2021年11月1日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日鉄日立システムエンジニアリングは2021年11月1日、帳票設計・出力ツール「PaplesReports(パピレスレポーツ)」の提供を開始した。ノンプログラミングで帳票を設計できる。価格(税別)は、帳票生成・出力サーバーソフト(Windows版およびLinux版)が100万円、帳票設計デザイナーソフトが10万円。年間保守料は価格の15%。

 日鉄日立システムエンジニアリングの「PaplesReports」は、帳票の設計機能と出力機能を備えた帳票ツールである。ノンプログラミングで帳票を設計できる点を特徴とする。レイアウト画面では、罫線などのオブジェクトのほか、帳票上に表示するデータ項目をドラッグ&ドロップで配置できる。既存帳票のレイアウトも、Excel/WordやXPS形式のファイルを読み込むことで取り込める。画像やバーコードの利用、関数による計算値の表示、条件式によるページ制御なども設定できる(画面1)。

画面1:帳票設計ツール「PaplesReportsデザイナー」の画面例(出典:日鉄日立システムエンジニアリング)画面1:帳票設計ツール「PaplesReportsデザイナー」の画面例(出典:日鉄日立システムエンジニアリング)
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 帳票の出力機能は、印刷、PDF出力、Excel出力をカバーする。Web APIまたはCUIコマンドを使って指定フォルダに帳票ファイルを出力できる。さらに、Web APIを使って帳票データを取得したアプリケーション内で帳票を表示できる。帳票出力時には、レイアウトが異なる複数の帳票をマージして出力する使い方もできる。

 会社名や住所データなどの固定文字情報を外部ファイルとして作成し、帳票内の可変データと分けて管理・運用する使い方もできる。これらの情報に変更が発生した場合は、外部ファイルを修正するだけで対応できる。

 なお、PaplesReportsは、機能上位版の既存製品「Paples」が備える機能(帳票の作成、出力、保管)のうち、帳票作成と帳票出力の2つの機能を切り出した製品である。帳票の保管機能を備えないことで、価格を下げている。

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